ジャガイモ栽培は土壌酸度にご注意。じゃがいもは土壌酸度6ぐらいの酸性土壌を好みます。アルカリに寄るとソウカ病が多発するようです
じゃがいも栽培は土壌酸度がポイントです。ジャガイモは弱酸性の土壌を好みます。できれば弱酸性の5.5から6.0の酸性度にしたい。6.5以上のアルカリ度に寄っていればジャガイモの皮にごつごつしたソウカ病が発生しやすいです。
ジャガイモ栽培は2月後半の春ジャガイモの種芋植えから始まります。秋ジャガイモは8月下旬の種イモ植え付けになります。植え付けの前に、ご自分の畑の畝の酸性度確認をお願いします。ホームセンターの1500円程度の簡易土壌酸度計で計れます。 畝の酸性度が6.5~7でしたら土壌酸度を弱酸性の5.5~6にもどさなくてはソウカ病が心配になります。
ソウカ病は稀な病気ではなくジャガイモによくある病気です。その原因の多くはアルカリ寄りの土壌酸度に因るようです まずは畝作りでアルカリ成分となる石灰を少なくするのがポイントです。石灰分は苦土石灰や有機石灰だけでなく鶏糞にも含まれていますので、畝作りでは意識して石灰分を控えめにします。また、ジャガイモを予定している畝で、ジャガイモ栽培の前に作った野菜に、石灰や草木灰などを多めに施用していたら念のため土壌酸度計で酸度を確認してください。
酸度が6.5以上になっていれば土壌を酸性に戻す必要があります。 土壌を酸性に戻すにはピートモスがいいです。ピートモスそのものはおよそ4.0の酸性です。ピートモス自体に肥料分はありませんので窒素過多、リン酸過多になる心配もありません。ピートモスを土の容量のおよそ2割から3割を畝に加えて混和することで、最大1ポイントほど酸性度をあげることができます。
具体的数量として1㎡あたり20~30ℓです。せっかく栽培するならジャガイモに適した土壌酸度にしてきれいなジャガイモを収穫したいですね。 #春じゃがいも #ソウカ病 #じゃがいも酸性