家庭菜園で人気のニンニク、10月はニンニクの植え付け時。大きなニンニクを収穫するにはどうすればいいのか、植え付けから収穫までにやるべきことと、やってはいけないこと、ここで確認してください
大きなにんにくを栽培するために、植え付け前の肥料、植え付ける深さ、皮は剝くべきか、追肥はいつがいいのか、収穫のタイミングはなど、家庭菜園でニンニクを育てて収穫するためのポイントです。
まずは土づくり。窒素はさほど必要とはしませんが肥料は多いほうが育ちはいいので、堆肥に牛糞、元肥に鶏糞を十分に鋤き込んでください。元肥は長期効果のある鶏糞がおすすめです。畝はマルチ掛けにするのがおすすめです。マルチしていないと雑草対策が大変です。
にんにくを植える深さですが、平均的には5㎝。大きなニンニクにしたい場合は種ニンニクの上に7㎝ぐらいの深さがいいと言われます。もう一つ、種ニンニクは薄皮を付けたままでいいか、つるつるの皮むきにしたほうがいいかということ。毎年試してみていますが、発芽は皮むきが数日早くなります。
ですがその後の生育、ニンニクの肥大にはあまり関係ないようです。ニンニクを大きくしたいなら大きめの種にんにくにします。ニンニクの種が大きければ大きいニンニクができる傾向にあります。
12月になって一回目の冬越しの追肥をします。冬越の肥料は化成肥料888を株元にパラパラの20gほど。年が替わった2月に軽く追肥します。そして、個人的に最も大事なポイントと思うのが3月後半の追肥。これが最後の追肥です。これ以降肥料はやりません。5月ごろは根から吸収する肥料が切れて茎や葉にあった栄養がニンニクの珠に帰ります。葉や茎に余分な肥料がないことで虫がよりつかない、そして病気になりにくくなります。
にんにくは4月に春腐れ病、5月に赤サビ病にかかりにくくなります。病気予防については殺菌剤の散布もおすすめします。 ニンニク収穫のサインは茎に出ます。5月下旬か6月上旬になって株元の葉が数枚枯れてチリチリになっていたら何本か試し掘りしてみてください。ニンニクの玉の底が角張って平らになっていたら充分成熟しています。