ニンニクの止め肥とサビ病対策

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ニンニクの止め肥とサビ病対策。

暖かくなるとニンニクの病気が発生しやすい時期になります。病気予防対策できてますか?

ニンニクの止め肥とサビ病対策。一般的には2月末から3月上旬の追肥がニンニクの止め肥になります。収穫は5月末から6月ですが、4月5月がニンニクの病気の多発期でこの期間に肥料分が多いと病気にかかりやすくなります。 ニンニクの病気の多くはカビ菌によるサビ病です。一般的な予防として石灰散布、殺菌剤散布があります。家庭菜園では有機石灰散布が多いと思いますが、生産農家では殺菌剤散布が多いです。ニンニクの病気予防殺菌剤としてはZボルドー、ダコニールがよく使われているようですが、病気が発生したらあまり効果が期待できないので、治療殺菌剤としてアミスター、シグナム、ジマンタイセンなどが使われるようです。 畝の水はけをよくすること、肥料過多にしないことがニンニクの病気予防の基本ですが、これでサビ病などが出なくなるわけではありません。石灰散布か殺菌剤散布のどちらかは必要になります。

ニンニクの春先の追肥と止め肥で半年間のニンニクの出来が決定されます。2月初めか2月下旬に一回、そして3月下旬に最後の追肥(止め肥)をします。以降5月末から6月初旬の収穫まで肥料は与えません。 なぜ肥料を与えないか。それはニンニクが栄養満点だと春先に春腐れ病、初夏に赤サビ病などを発症しやすくなるからと思われます。保存性も悪くなります。 春腐れ病、赤サビ病ともにカビによる感染病でニンニクを枯らして収穫ができなくなります。赤サビ病は特に、病気の心配を忘れた頃の5月に多く発生します、気温が上がり、湿度が高い日が続くとニンニクの葉にオレンジ色の斑点が出ることがあります。赤鏥のような斑点がニンニクの株全体にどんどん広がります。ポツポツの斑点のうちにその葉を取り除くことが必要ですが、感染力が高く、2・3日でほぼすべてのニンニクや近くのネギ、玉ねぎにも感染します。 うまく冬を越せた、あとは収穫を待つだけ、と言うとき、病気で収穫できなくなるのは悲しいですね。ですがニンニク栽培での失敗の多くは、病気でだめになった事例が多いです。春はニンニクにとって受難の季節でもあります。 なので、2月の追肥、3月の肥止めのタイミングをずらさないこと、肥料や水を与えすぎないことがニンニク栽培成功の最後のポイントになります。もし水はけが悪いようでしたら、ニンニクの畝の両側に水はけのために溝を掘ってください。いざとなればほかの菜園にうつさないためにも薬剤使用もご一考ください